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2021-07-20

【桐吉謳子の占いコラム】第5回:「自分って何者?」~自意識と生きる力

哲学者デカルトは「真実」を哲学的な意味で見つけようとして、周囲のすべてはもちろん、自分自身の肉体が本当に存在するのか、そんなところまで疑ったとか。

しかし「今すべてを疑っている自意識」だけは真実として存在している――

その発見こそが、有名な「我思う、ゆえに我あり」というフレーズにつながったそうです。

 

肉体があるかどうか分からなくても、自意識だけは存在している。

その例で分かりやすいのは「赤ちゃん」でしょうか。

 

赤ちゃんは自分に肉体があること自体、まだよく分かっていませんよね。

しかし原始的ながらも、はっきりとした自意識を持っています。

お腹が空いた、おむつが濡れてイヤだ、眠くて不快だ――そうして力いっぱい泣いてお世話をしてもらうのです。

それは「この世で生きていくために」大切な自意識と言えます。

 

西洋占星術のホロスコープには、私達が赤ちゃんだった頃の「この世で生きようとする、無自覚な自意識」、つまり「生命力」が消えることなく刻印されています。

大人になっても誰もが、今でもその無自覚な自意識=生命力の延長線上にいるのです。

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しかし人と自分を比べたり、意見する勇気を持てなかったり、間違っているのではと自信を失ったり、嫌われないよう頑張りすぎたり。

 

そうやって成長するにつれて弱気になってしまうと、あんなにあった自意識がどこかに消え去ってしまいます。

自分が何者なのか、自分の意志がどこにあるか分からなくなってしまうということは、生命力も弱まるということなんですね。

そうするとお金・恋愛・家族・人間関係・仕事など、生活のすべてにおいてうまく回りづらくなってしまいます。結果、不満や不安を抱えやすくなるのです。

 

では「自意識=生命力」はどう取り戻せばよいのでしょうか。

それは単にワガママや主張を無理に押し通すことではなく、自分はどうしたいか、どう生きたいのか考えながらそれぞれのやり方で「挑戦し続けること」だと思っています。

 

それは周囲の反応によって一喜一憂しない「自分の居場所」を作っていくことにもなります。

もちろん失敗を重ねなければ見えてこない居場所、傷ついて初めて分かる居場所もあるでしょう。しかしどれも挑戦しなければ永遠に分からない居場所なのです。

 

かつて赤ちゃんだった私達が皆持っていた、生きようとする力。

それを改めて取り戻すことは「自分って何者?」という問いの答えを見い出していく力にもなると思っています。



[執筆者紹介]

 桐吉 謳子(きりよし うたこ)先生:埼玉在住、西洋占星術を専門とする鑑定士。

 霊感は一切ないそうですが、
 ”どんな星回りであってもお客様の「きらきら星」を見つける”
 を信条とされているとおり、理論を基に導き出される膨大な情報量、その一つ一つの深い解釈に心を打たれます。

 「あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望していない(V.E.フランクル)」。


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